ランニングの世界・友の会

“走る”をもっと知り、感じ、
語り、そしてひろげよう

更新情報・お知らせ

2024/4/11
6月講座は群馬県伊香保温泉近くの渋川総合運動公園クロスカントリーコースを使用して、あじさいの花が咲く中プチクロスカントリー大会を開催します。
2024/4/4
会長挨拶を更新しました。
2024/3/16
4月1日、ランニングの世界29号が発刊されます。テーマは『多様なラン、、、あなたは』ランニングの力を様々な角度から探求しています。書店、Amazon、Fujisanマガジンサービス等または創文企画に直接ご注文ください。山西哲郎ワールドを共有しましょう。
2024/3/11
5月講座Web申込はこちらから
2024/3/2
光あふれる5月講座のテーマは「中高齢者のための筋トレとケア」 会場は初めて東京スポーツ・リクリエーション専門学校で行います。 講義をお馴染みの元箱根ランナーの比嘉正樹さん、実技をアスレチックトレーナーの平林芙美江先生に担当いただきます。 皆様の参加をお待ちしています。
2024/1/24
ランニング大学新年度のスケジュールです。年間テーマは『ランニング ウォーキング 健康 仲間作り』です。 新年度もよろしくお願い申し上げます。なお、諸事情で内容変更の場合は都度ご連絡いたします。

「ランニングの世界・友の会」会長 西村かおるのご挨拶 2024/4/4

今シーズン最後の大会で学んだポジティブシンキングとユーモアの大切さ

今年は三寒四温がより激しいですが、それでも春本番となってきました。
マラソンシーズンもそろそろ終盤です。3月24日、私は今シーズン4回目、最後のフルマラソンとして、高知県で16th 四万十川桜マラソンを走ってきました。四万十川のマラソン大会というと高知でもウルトラマラソンと思われますが、100km大会は10月です。また四万十川は長く、場所も大きく異なります。桜マラソンは土佐街道と呼ばれる上流の秘境四万十川沿いを、延々と続く桜並木の下、菜の花を見ながら走ります。このマラソン大会はともかく、雨が多い大会で、桜の開花は運しだい。私は昨年から参加しましたが、スタート時は雨、しかしすぐに曇りとなり、桜は満開という比較的ラッキーな大会でした。しかし何とか美しい晴れの清流と桜を見たいと申し込んだ今年は、数日前からずっと土砂降り。当日も土砂降りの上、雷警報も発令されていました。エントリー数1184名で、出走は828名(大会HPより)、約20%にあたる248名がキャンセルしたのもうなずけます。かくゆう私も迷ったのですが、高齢者率の高い過疎地で雨の中、運営してくださる方たちのことを考えると、ともかく出走しよう、ハーフまではともかく走ろう、と自分をふるいたたせました。
とはいえ朝5時半、高知駅始発列車の窓を容赦なく雨粒がたたきつけます。乗車中の2時間20分、雨は更に強くなり、テンションはダダ下がりでした。終点の窪川駅を降りるのは、ランナーばかり。スタートの小学校を目指して深く傘をさし、皆もくもくと歩いています。そんな中、前方に傘をささずに、カッパ姿ですでに走る格好をした2人の若い女性がいました。私が追い抜く時、二人の本当に楽しそうな、はしゃいだ声が聞こえました。「イェイ!これから長い水遊びができるぞ!やったー!」なんと、ポジティブ! 思わず笑ってしまい、その言葉で気持ちを一気に明るく切り替えてもらえ、会場に入りました。
スタート直前、大会事務局から「本日は雷警報も発令されおりますが、大会を開催することとしました。しかしコースに出れば雷を避ける避難場所はありません。皆さん、各自でご対応お願いいたします」とのアナウンス。思わず心の中で「どう対応すればいいの?」と突っ込みをいれつつも、「そうだよね。秘境と呼ばれる自然の中を走るのだから。しかし、わざわざアナウンスする?」とこれにも笑いが出ました。
 スタート直後、沿道で応援してくれていた高齢の女性が「雨でごめんねぇ!」とランナーに何度も謝っていました。驚きと笑いで思わず「大丈夫!ありがとう!」と叫んだのですが、たっぷりパワーをもらいました。
その後、緩やかなアップダウンを走っていると、私の前を走っていた中年男性が、雨の中コースに立ってくれていたスタッフに「坂道ばっかりで走りにくい!」とぶつけるように言い捨てて、走り過ぎました。私は「自然コースの大会に申し込んで、そんなこと、言う?それも魅力なのに」とビックリ。なぜか、スタッフは「ありがとうございます」と答えたのですが、その言葉は後ろを走っていた私に届きました。私も「ありがとうござます」と答えたのですが、「ネガティブは毒だ」とつくづく感じた瞬間でした。
ゴールまでずっと雨でしたが、日焼けしない、走りながらクーリングできる、お風呂に入らなくても汚れが流せる、雨にけぶる四万十川は美しい、と良いことばかりでした。おかげで疲れも汚れもさほど気にならず、着かえただけで、その夜、高知駅から同級生のコミックバンドライブに直行し、2時間お腹を抱えて大笑いし続け、本当に身も心も満たされた一日となりました。


四万十川 沈下橋(水量が増すと沈下する橋)こんな橋が四万十川にはあちこち。夏には子どもたちがこの橋から飛び込んで遊んでいます。夏の風物詩です。

自然主義ランニングの巨星 パーシー・セラティの名著「チャンピオンへの道」ご案内

自然主義ランニングの巨星 パーシー・セラティの名著「チャンピオンへの道」が新訳で発売されますパーシー・セラティ
ランニングコーチ。オーストラリア代表チームの監督として、1960年ローマ五輪で金メダルを獲得したハーブ・エリオットなど多くのトップアスリートを送り出した。

ランニングの世界・友の会について

ようこそ!ランニングの世界・友の会のホームページへ

ランニングの世界・友の会に興味を持っていただいて心から感謝申し上げます。
当会は記録更新を目指すことだけを目的とした走る会ではありません。
人類が長い時間をかけて2本足歩行を習得し、アフリカ大陸を脱出して世界にちらばり、そして今趣味として走るに至った壮大な歴史も考えます。 また子供が遊びとして、心の表現として自然に走る、そんな楽しさも感じ、表現する会です。もちろん自己表現として走るパフォーマンスも追求します。
身体と心、隣人との関係、そして自然との関わりが希薄となっている現代。「走る」ということを通して自己を深め、仲間とのつながりを深め、 ランニングを文化としていきたいと考えています。
走る会合、走ることを学ぶ会合、走ることを語る会合、走ることを書く会合、そして仲間と楽しく食べたり飲んだりする会合、ご自分の興味のある集まりに参加してください。 ランナーはもちろんのこと、例え全く走らない方でもランニングに興味をもち、ランニングを愛する仲間とつながりたい、 そして文化に高めたいというお気持ちをお持ちの方はぜひ私たちの仲間となってください!心からお待ちしています。
「ランニングの世界・友の会」 代表・西村かおる

「ランニングの世界」29号

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 2024/4/9更新